こんにちは!むらってぃー(@canon1ky)です。
先日、Amazon Web Serviceの認定資格であるソリューションアーキテクトアソシエイト(Solutions Architect Associate)を取得しました。
クラウドの技術はどんどん増える一方、実際に勉強を始める中でどこを重点的に勉強しようか迷ったりしませんか?
今回は、僕が合格をするまでの中で、どの範囲を勉強したかと、実際にどの範囲の知識が求められたかをまとめます。
まずは使った書籍から
勉強に使った書籍は下記の1冊のみです。
重点的に理解度が求められるサービスについて一通りまとめられています。
この1冊が完全に理解できるレベルまで到達すれば、60~70%の問題は解くことが出来ます。


この本を3週くらいすれば大まかなところは殆ど理解できますね。
勉強範囲
書籍で学んだ後、AWS公式のブラックベルトを使って進めました。
上記の書籍を読んで「理解しきれなかった部分」を重点的に学んでいきます。
EC2
まずはEC2です。
EC2に関しては全体的に網羅して知識が求められます。
- クラシックロードバランサーの概要と利用ケース
- アプリケーションロードバランサーの概要と利用ケース
- EBSの特徴の理解
- Elastic IPの特徴の理解
- オンデマンドインスタンス、スポットインスタンス、リザーブドインスタンスの違い
- AMIの特徴の理解
- セキュリティグループの理解と使用例
- キーペアの特徴
- EC2起動時の設定の各項目の理解
- EC2のライフサイクルの理解
コンピューティング(EC2以外)
EC2以外のコンピューティングに関わるサービスもそこそこ出題されます。
- ECSの特徴の理解
- EKSの特徴の理解
- Lambdaの特徴と使用例
- LambdaとAPI Gatewayとの組み合わせ例
- Elastic Beanstalkの特徴の理解
ネットワーク
ネットワークもコンピューティング同様に広い知識が求められます。
- VPCとサブネットの概要
- ルートテーブルの概要
- インターネットゲートウェイの特徴と使用例
- NATゲートウェイの特徴と使用例
- ネットワークACLの特徴とセキュリティグループとの違い
- ピアリング接続の特徴と使用例
- Route53の特徴の理解
- Route53ヘルスチェックの理解
- インバウンドエンドポイントとアウトバウンドエンドポイントの違い
- Route53ルーティングルールの種類と特徴の理解
- CloudFrontの特徴の理解
Auto Scaling
クラウドの恩恵を最大に受けられる、AutoScalingについても必須です。
- AutoScalingの概要とメリット
- AutoScalingグループの特徴の理解
- AutoScalingポリシーの特徴の理解
- スケジューリングの特徴と使用例
- AutoScalingライフサイクルの理解
データベース
データを保持するのに必須であるRDSに関しても、かなり広い範囲が求められます。
- RDSの特徴の理解
- マルチAZの特徴と使用例
- リードレプリカの特徴と使用例
- スナップショットの特徴の理解
- パラメータグループの特徴の理解
- DynamoDBの特徴と使用例
- ElastiCacheの特徴と使用例
- RedShiftの特徴と使用例
ストレージ
ストレージは様々な他のサービスと組み合わせて出題されたりします。
- S3の特徴と使用例
- データのサーバーサイド暗号化の概要
- バケットポリシーの特徴の理解
- アクセスコントロールリストの特徴の理解
- オブジェクトのバージョニングに対する特徴の理解
- CloudFrontと組み合わせてキャッシュする方法の理解
- EFSの特徴の理解
- S3 Glacierの特徴と使用例
- Storage Gatewayの特徴の理解
開発者用ツール
こちらは利用シーンの多いものが出題される傾向みたいです。
- CodeCommitの特徴の理解
- CodeBuildの特徴の理解
- CodeDeployの特徴の理解
- CodePipelineの特徴の理解
その他
- IAMの特徴の理解
- IAMユーザーとIAMロールの使い分け、使用例
- Simple Queue Serviceの特徴の理解
- Simple Notification Serviceの特徴の理解
- SWFの特徴の理解
- Certificate Managerの特徴の理解
- AWSにおけるクラウドアーキテクチャ原則の理解
- 責任共有モデルへの理解
- 各サービスがリージョンサービスか、AZサービスかどうか
上記までで95%くらいを網羅しており、内容的にはかなり多いですが、
これらを一つ一つ理解していけば間違いなく合格できます。
アーキテクト(設計)の認定資格なので、実装のやり方というよりは、「それぞれのサービスの特徴を知っていて、どのようなケースに、どのサービスと併せて使うか」を理解しておくことが重要となります。

この資格を勉強する利点としては、状況に合わせてAWSのどのサービスを使うかの設計が出来るようになる感じですね!
時間があれば手を動かそう
今回紹介した範囲は、AWSを使ってサービスのアーキテクチャを組むときに間違いなく生きてきます。
そのため、認定資格を取らずとも、この範囲を知っていることは業務における大きなアドバンテージとなります。
勉強してみて、理解が浅いなと思ったら実際に手を動かしてサービスを触ってみましょう。
とは言えど、クラウドのスキルを身につけるには、クラウドを触っている企業に飛び込み、有識者の近くで経験を積むことが一番の近道です。
僕は1年間ほど業務でAWSを使っていたこともあり、経験的に知識として身についていたため、かなり取っつきやすかったです。
レバテックフリーランスやMIDWORKS
では、クラウドを使用する案件を多く扱っています。
案件の相談だけでも出来るので、クラウドに関するキャリアを積みたい方は登録だけでもしておくことをおすすめします。
クラウドを触れるエンジニアの需要はますます拡大しており、AWSやGCPを触れることは業界において非常に有用です。
認定資格を目指す方はぜひ参考にしてください!